パラディドルと同音連打によるクラビネット奏法の解説

クラビネットでパラディドル奏法

クラビネットで使えるパラディドル奏法と同音連打のテクニック

クラビネットでパラディドル奏法


クラビネットとは?

クラビネットとは、Hohner(ホーナー)というドイツの楽器メーカーが作った、電気チェンバロ、電気ハープシコードのような楽器と言えばわかりやすいでしょう。ホーナーと言うと、ハーモニカやアコーディオンなどのアコースティックなリード系楽器で有名な楽器メーカーですが、このクラビネットを作り出したメーカーとしても有名なので覚えておいて損はない(はず)。

ハープシコードやチェンバロというと、クラシックで使われる上品な音をイメージする方も多いでしょうが、クラビネットのサウンドはどちらかというともっと攻撃的な音を特徴とします。つまり原型だったはずのクラシック楽器の音色とは明らかに違う個性があったからこそ、オリジナルな楽器としての地位を確立出来たと言えるでしょう。


力強く鍵盤を叩くと、これまでのどの楽器も持ち合わせていなかったような強烈に金属的なアタックを持つサウンドが得られることから、ファンキーなキーボードの代名詞として、クラビネットはポピュラーミュージックの世界で知名度を上げていくことになります。

特にクラビネットという楽器を有名にしたのは、なんといってもスティービー・ワンダーの「迷信(Superstition)」という一曲で、この曲はクラビネットの知名度を上げただけでなく、クラビネットの奏法そのものも決定づけてしまったほどの衝撃をミュージシャン達に与えました。キーボーディストでファンクバンドに参加するなら、もはやクラビネットは避けて通れない楽器です。

そのスティービーワンダーが迷信で聞かせた有名な奏法と言うのが、打楽器の演奏で主に使われることの多い、このサイトのタイトルにも使っている「パラディドル」というテクニックを多用した鍵盤奏法であります。パラディドルに関する詳細は、打楽器に関するサイトを調べればいくつも出てくることでしょうから、このサイトではあえて紹介はしませんが、ここではパラディドルを中心にクラビネット奏法の基本的なテクニックを動画を使って解説していきます。

クラビネットの奏法自体を解説しているウェブサイトはほとんど存在しないのでそれだけでも貴重だと思いますが、中〜上級者向けに、動画を付けての解説というのはおそらく他では見られない内容ではないでしょうか?

Clavinet D6
有名なHohnerのD6というクラビネットの初期モデル


講師?ウソウソ・・演奏と解説はこんな人がやってます

デトロイト近郊のブラックファンクバンドにて
デトロイト近郊で活動する黒人系ファンクバンドにて

このサイトの作者であり、演奏・解説を行うホンダは、スティービー・ワンダー等で有名なモータウンがあるミシガン州デトロイト近郊にて、キーボーディストとして黒人主体のジャズファンク系バンドでセッションをこなす日本人です。


渡米前からクラビネットの音色は好んで使っていたものの、やはり本場に来てからは、使う頻度が極端に多くなりました。


アメリカに来てからは、以前よりシンプルにノリ重視の演奏を心がけています。それでも黒人達には叶いませんが・・・。


このコンテンツの対象者
(中〜上級者のキーボーディストを対象にしています)


自由自在に弾けるようになれば、間違いなく格好いいのがクラビネットで、そのトリッキーなフレージングにはキーボード初心者の頃は誰もがあこがれるものではないでしょうか?誰もが弾けるようになりたいと思いたくなるものだけに、即興で周りの演奏に合わせた格好いいフレーズを自在に作り出せるレベルになるのは、決して容易なことではありません。

そのためこのサイトのコンテンツは、キーボード演奏経験が足りない初心者や、音楽理論の基礎知識が全くない人とっては理解するのは困難を極めます。以下に、このサイトのコンテンツが理解出来るであろう対象レベルを記載します。

  • キーボードやピアノの中級〜上級レベルの演奏技術を持ち、演奏に関する基本用語の知識を持っている。

  • Em7とはどんなコードか、ドリアンスケールとは何かといった、音楽理論の基礎知識があることはもちろん、あるキーで、あるコードの時には、どんなスケールが使えるかと言った、即興演奏を行うに当たっての必要な知識を持っている。

  • 単純なコードによる演奏なら、楽譜を見ないでも耳で聞いて問題なく音採りが出来る。

  • 読譜力、初見に関しては、必要な能力ではありません。楽譜が読めなくても優秀なクラビネット奏者は数多く存在します。

 


動画と解説は以下のリンクにあります


動画が重たいので、どのページもロードに時間がかかります

以下のフレーズのほとんどは即興で作った手癖フレーズが主体です。このため全てのフレーズに楽譜が付いているわけではありませんが、多くはEmやDmの一発コードでスケールもドリアンを中心としたシンプルなものばかりですので、音採りはそれほど難しくないでしょう。


ページ
フレーズ
難易度
譜面
01 手首慣らし
02 定番フレーズ01
★★
あり
03 定番フレーズ01(速)
★★★
あり
ページ2 04 装飾フレーズ混ぜ
★★★
05 詰まる感じを出す
★★
06 詰まる感じを出す(速)
★★★
ページ3 07 パラディドルでリック
★★
08 LRRL RRLL RRLR ....
ページ4 09 右手に動きを入れる
★★
あり
10 右手に動きを入れる(速)
★★★
あり
11 同音連打で4度フレーズ
★★★
ページ5 12 sus4を多用してプログレっぽい
13 はねたリズムと不協和音
★★
14 ハービーハンコック風
★★★


これからどんどん増やします・・・